寒暖差で生じる結露が、
カビを育てています
玄関から洋室①のウォークインクロゼットにかけて、壁紙に黒いカビが発生していました。ちょうど角住戸になっていて外気に接する壁が多いため、寒暖差による結露の発生→カビ発生となった様です。空気の流れがほとんど無い状態でカビがどんどん進行してしまいました。
壁紙の上にまで出てきたら、
裏地ではもっと拡がっているはずです。
まずは「断熱」
解体してみると、躯体面の外周部はGL工法で組まれており断熱材の厚みが不足していました。今回壁下地を組み直し、断熱工事をやり直す事にしました。
既存の断熱材を撤去し、新たにウレタンフォームを
隙間なく吹き付けます。
次に「換気」と「通風」
浴室に24時間換気機能付きの浴室暖房乾燥機、キッチンも常時換気機能付きのレンジフードに交換。北側のウォークインクロゼットはあえて閉ざさず、オープンな空間として家族共用の納戸へと作り替えました。
仕上げに「調湿タイル」
各部屋の壁面に「エコカラット」、収納内部に「さらりあ~と」など、出来るだけ調湿出来る材料を貼りました。
できるだけ囲わずに、
通風を第一に
共用収納の納戸では、できるだけ風の通りを妨げないようにオープンに。見やすく使い勝手の良い納戸になりました。
高温多湿なわが国では、湿気との戦いは終わりがありません。出来るだけの対策を考えて対応しますので、湿気でお困りの方も安心してご相談ください。