遮音と断熱は待ったなし

車道側には向いていないものの、そこは賑やかな浅草の街。昼も夜も様々な音は絶えません。築46年ですからサッシは軽く、ガラスも薄い。昨今のエアタイトサッシや複層ガラスには遠く及びません。マンションの場合、サッシや玄関ドアは共用部と同じ扱いです。気に入らないからと勝手に交換する事は出来ません。室内の快適さを左右する最も重要なパーツのひとつが「窓」なので「このままで我慢する」訳にはいきません。

壁に「断熱材」追加。
既存窓プラス「内窓」を追加

窓周りの工事から完成した部分を先にご披露いたします。南向きで直射日光にさらされる腰窓側は、発泡樹脂で作られた高性能断熱ボードを貼ったうえで、内装壁を作っています。また、調湿も考えてエコカラットを貼りました。

既存の窓の内側に、樹脂製の「窓」をもうひとつ追加。いわゆる「二重窓」にしています。窓の結露や騒音を和らげる効果が期待できます。古いマンションのリフォームでもオススメ設備のひとつですね。

ブラインド、内蔵です

南側の腰高窓に取り付けた内窓は、陽射しの軽減を狙って「ブラインド内蔵」の窓をチョイス。レバーでブラインドの開度を調整できるスグレモノですが、これ実は浴室用なんです。サイズが合うなら便利だし使っちゃおうという事で南側の窓(全て腰高窓)はこの組み合わせになりました。

バルコニー側の内窓は、障子タイプのものに。和室ではありませんが、和紙風のアクリル窓なら、陽射しをやわらげ目隠しにも重宝。要はカーテンの代わりに使います。

内窓にも「カギ」付いてます

「内窓」は樹脂製ですが、クレセント錠等もしっかり付いてます。戸建ての窓にも安心ですね。