Reform Report Part.10

施主施工のススメ。

アトリエ・ジュンのリフォームでは「施主施工」のご希望を積極的に応援しています。プロに全てをお任せするのが最も合理的なのですが、お子様と一緒にペンキを塗るとかタイルの一部を貼ってみるなど、我が家の改修の一端を担って頂く事で「住まいへの愛着」や「楽しい想い出づくり」として活用していただければと考えています。

今回の自宅兼事務所の改修でも施主施工を実施しました。その様子をレポートいたします。

「漆喰」を塗ってみた!

「呼吸する壁」と言われるほど、湿度調整に優れた「漆喰」。蔵の壁に使われるのもこの性能のため。さらに防火性も高いので台所などにも安心して使用できます。

そんな「漆喰」を素人が塗れるの? とよく聞かれますが、素人にしかできない「͡コテの跡を残した凸凹仕上げ」でOKなのです。美しく平坦に塗るのは難しくても、少々ラフに塗りつけた「世界にひとつしかない壁」が作れるのですから、このチャンスを逃す手はありません。

「ドア」を塗ります!

先に言っておきますが、どんなドアでも塗装できるわけではありません。一般的なドアは表面に木目を模したシートが貼ってあり塗装には向きませんが、自分で塗りたいという熱い?想いに応えてくれるメーカーさんもあります。

今回の建具類は「Panasonic ベリティス クラフトレーベル」から塗装対応の建具を選びました。必要な寸法など下加工はメーカーさんにお任せし、こちらはまさに「塗るだけ」。刷毛ムラも細かなことは気にしないで、楽しく塗っていきましょう。

カウンターを塗る。

材木屋さんまで出かけて選んだキッチンカウンター。もちろん加工と取り付けはプロにおまかせです。
こちらの担当は「オイル塗装」。塗料を染み込ませた布でゴシゴシと仕上げていきます。
木目が美しく浮かび上がる、まさに仕上げのプロセスです。

まだまだ塗ります。

結構大変な作業ですが、無心になれるのも良いところ。小さいお子様と一緒なら、良い想い出作りになるはずです。施主施工を加えたリフォームプラン、いかがですか?